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世の中の男性は、ある時期を境に2種類に分割されます。
「おしゃれなお父さん」になるか「ダサいお父さん」になるか。
若いころはそれなりに「おしゃれとは言わないけれど、ダサくはない」って位置をキープしていても、悲しいかな年齢を重ねると徐々に「あれ・・・なんかダサいかも・・・」になってきてしまうもの。
若いっていうのはそれだけで武器なんですね。
だらしない服装をしていても、なんとなく「こういうファッションなのかな?」って思えたりする。
可哀想なのは、そういうセンスのままオジサンになってしまった場合です。
「適当に着流してたら、それっぽいっしょ」なんて気持ちでいたら、周りから冷ややかな目で見られている・・・なんてことがあるわけです。
こういった事に早くから気付けている人は、ちゃんと「おしゃれなお父さん」になるべく努力をしているので、40代、50代になってもスタイリッシュかつおしゃれでいられるわけです。
では実際に「なぜダサくなってしまうのか」と「どうすればいいのか」を見ていきましょう。
お父さんのダサファッション実例
ダサいお父さんのファッション例として一番に挙げられるのが「休日のお父さんファッション」というものです。
なんとなくわかると思いますがあえて説明をすると、「休日のお父さんファッション」とは「いつもはスーツで会社に行っているお父さんが、休みの日になると”決まって”している服装」のこと。
もっとわかりやすく言うと、子供の頃に父兄参観に来てくれた時のお父さんの格好です。
だいたいはポロシャツにチノパン、ウォーキングスニーカーといった出で立ちを想像してもらえたらわかりやすいかもしれません。
なぜ”休日のお父さんファッション”はダサいのか
ではなぜ「休日のお父さんファッション」がダサいのか?
実は同じ「ポロシャツ・チノパン・スニーカー」でも若い人が着ていると全然ダサくないんです。むしろ爽やかでおしゃれだったりする。
これが「お父さん」に掛け合わさると不思議な化学反応でも起きたかのようにダサくなってしまうんです。
でもこれ、実は不思議でもなんでもありませんでした。
ダサいお父さんを作る原因は以下4つの要素から説明できます。
顔や体型に合ってない
そもそもポロシャツのようなスポーツウェアは、さわやかな印象を与える服装です。
お父さんは平日の仕事で体も心もボロボロになっている人が多いですから、その疲れが顔にも出ちゃってます。
疲れると人は余計老けて見えるので、お父さんは実際の年齢よりも若くなく見えているはず。
他人からどう見えているか?なんて本人はなかなか気づけませんから、本人の頭の中ではもしかしたら「まだまだ自分は大学生ぐらいの爽やかさを持っている」と思っているかもしれない。
そうすると、顔はオジサンなのに服装だけ若い、というアンバランスな組み合わせが出来上がります。
そして年齢を重ねると体型も緩みやすく、いつのまにか洋服のサイズが1つまた1つと上がっている人も多いです。
そうなると「パツパツで体型が出てしまう服は恥ずかしい」という思いから、すこし大きめのサイズの服を選びがち。
結果、実際の体とはサイズ感のズレた服を着てしまうことに繋がるわけです。
顔と服のアンバランスさ、体と服のサイズ感のズレ、
これは当然「ダサいお父さん」を構成する要素の一つになります。
単品でしか見ていない・組み合わせが悪い
次に、これは男性特有の病気のようなものかもしれないんですが、「単品主義」に走りがちというのが挙げられます。
例えば「このポロシャツはどこどこのブランドのもの」とか、「この腕時計は何十万円した」のように、単品単品の価値を認めたがる傾向。
おそらく男性の本能的に、自分がいかに優れているかを表すバロメーターとして「身につけている物の高価さ・質の良さ」を示しておきたいのだろうという気持ちはよくわかります。
ただ残念なことに、その単品を大切にするがあまり、全体を見られていない事が多いわけです。
おしゃれはアイテム単品では決まりません。
汚れた服やボロボロの服を来て腕時計だけピカピカな人を見て「あの人はおしゃれだな」なんて思わないですよね。
つまり全体での組み合わせを蔑ろにしているお父さんはダサくなる傾向にあるということです。
着方が悪い
これは上の「組み合わせ」にも近いんですが、洋服は着方一つをとっても全然見栄えが違ってきますね。
休日のお父さんはなぜか、ポロシャツをチノパンにインしがち。
これだけではないですが、ありがちな例として挙げました。
実はポロシャツをインするのはゴルフウェアとして考えると全然変ではありません。
石川遼くんを見ても、ポロシャツをインしててもおしゃれですよね。
ただこれも「その人の顔や体型にあっているか」という部分を無視してしまうとダサく仕上がってしまうという事です。
ステレオタイプとして認識されている
実は最大の原因がこれです。
「休日のお父さんはポロシャツをチノパンにインしててダサい」というイメージが、「休日のダサいお父さん」のステレオタイプとして世間に認識されてしまっているということ。
おそらく世の中のお父さんが誰一人こんな服装をしていなかったとして、ただ一人ポロシャツインなお父さんがいたのだとしたら、誰も「休日のお父さんファッション」とは言わないでしょう。
つまり休日のお父さんは「個性がない」とも言えるわけです。
ただこの「個性」は間違えてしまうと大変な事になってしまうので、個性があればいいというわけではない事に注意が必要。
さりげなく個性を出すと言う事が大切なんですね。
ダサファッションはこう直そう
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以上のことを踏まえて、休日のお父さんをダサファッションから卒業させてあげる方法は以下のようになります。
- 顔や体型に合った服装を選ぶ
- 単品ではなく全体でコーディネートする
- 着方を考える
- 少しだけ個性を出す
もしお父さんに洋服を選んであげるのなら、これらを意識するだけで「ポロシャツ・チノパン・スニーカー」だったとしてもおしゃれに見えるようになるので試してみてください。
とくに体型にあった洋服を選ぶことでキレイ目に見えると、それだけでもおしゃれ度はグッと上がるはずです。
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気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。