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Photo by Michael Mandiberg

洋服のネット通販サイトでたまにセールをしているのを見かけます。
しかも「最大85%オフ」のような、ありえない値引き率のセール。

10,000円のものだったら1,500円で買えてしまう・・・なんだか怪しいと思うかもしれません。
偽物なのか、質が悪いのか?

いったいなぜこんなに安くできるのでしょうか。

セールの仕組みと、安全か否かについて

ネット通販だけではなく、実店舗型のショップですらセール時期には大幅なプライスダウンを行っています。
例えば1月2日はどのショップも確実に「お年玉セール」をやりますし、最大70%程度のオフは最近では当たり前になっています。

どんなショップでも、少なくとも年に2回~4回は大規模なセールをやっている印象。

これには当然意味があるんです。

売り切らなくてはいけない

洋服にはかならずシーズンとトレンドがついてまわります。

たとえば、夏のアイテムは秋にはもう売れませんし、今年の流行りアイテムは今年で終わりです。

そう思うと、各シーズンごとにトレンドアイテムは絶対に売り切らなくてはいけません。
次のシーズンや来年に持ち越すことはできないからです。

そのため、シーズン途中から徐々にセールを始めていき、最後の売り切らないといけないタイミングで最大に安くなるというわけです。

これはなにもトレンドアイテムに限った話ではありません。
たとえばユニクロの定番アイテムなんて毎年同じ物を売っているように見えますが、微妙にリニューアルされてます。

商売で言うところの「回転している」という状態を作らないといけないんですね。
0円の利益でも”商品が売れているお店”と、少しの利益が出るけれど”商品がまわっていないお店”だったら、前者の方に人は集まるからです。

ネット通販がさらに安い理由

実店舗のセール事情は当然ネット通販のショップにも適用されます。

「でもネット通販の方がさらに安い気がする」と思うかもしれません。
それもそのはずで、ネット通販は実店舗に比べて経費がかからない為、大幅に値下げをすることが可能なわけです。

一般的に実店舗を構えるとなると、商品の仕入れ、地代家賃、人件費、光熱費、宣伝広告費、販促費などがかかってきます。
これがネットショップになれば、商品の仕入れにかかる経費は同じとしても、光熱費は0円、家賃と人件費は比べ物にならないぐらい安くなります。
※その代わり宣伝費と販促費はかかってきますが。

実店舗経営の経費として大きく占める部分は家賃と人件費なのは有名な話。
有名なテナントに入れば数十万~百万円単位の月額家賃がかかってきますし、店舗に立たせる社員を1人雇えば20~30万円はかかります。
これがネットショップだと家賃(サーバーとウェブサイト保守)で月に数万円程度。
人件費に関しても、受注した商品を発送する倉庫業務の担当者を忙しさに応じて雇えばいいだけです。(実店舗の場合は忙しくなくても必ず各店舗に1人は常駐しなければならない)

ちょっと難しい話になってしまいましたが、ネット通販はそれだけお金をかけずに実現できるということ。
つまり、少しセール金額を大きくしたところでダメージは少ないんですね。

あくまで余りもの

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Photo by Daisuke Sakaguchi

これらのことから、ショップのセールは「シーズンが終わりそうな商品」や「トレンドが終わるかもしれない商品」でも問題ないという人には狙い目と言えます。

例えば夏物は7月の前半頃には既にセールが始まりますので、7月の残りから、8月、9月ぐらいまでは着られます。
この時期にセール品をゲットすれば年内も長く使えますし、トレンドアイテムでなければ余裕で来年もいけますね。

ただし、あくまで”余りもの”であることの理解が必要です。
通常夏物なら4月頃には出始めますから、おしゃれに敏感な人はその頃に”セールになってない夏物”を次々とゲットしていきます。

つまり、良いものは早い段階で消えていくということ。

当然ショップで販売されているもので”悪いもの”なんてのはありませんが、なんとなくおしゃれな人たちが敬遠するようなアイテムというのがあるんですね。
もちろん「いっさい売れなかった」というような商品ではなく、「売れるアイテムは10枚入荷して10枚売れたけど、売れないアイテムは5枚しか売れなかった」とか、そういう感じではありますが。

そうやって余ったアイテムなので、自分にとって本当に欲しいもの・本当に魅力的なものに出会える可能性は少ないと思った方がよいです。
逆を言えば、セール品の中に「これは欲しい!」と思えるものがあったらアタリ。即買いしてよいのではないでしょうか。

偽物や質が悪いものもある

とはいえ、中には偽物や質が悪いものがないとは言いきれません。

たとえばブランドアイテムで、正規店ではないところであまりにも安い価格で売られていたら怪しいと思ってよいでしょう。
また、最初からアウトレット行きを前提に作られたようなペラッペラのシャツに出会ったこともあります。

買い物をする時には信用できるお店を利用すること、そしてそのお店の他の通常アイテムの価格などを見て総合的に判断するのがオススメです。

特に返品交換を受け付けてくれているお店なら、たとえ質の悪いものをつかまされても安心ですね。

おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ

女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。

気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。

自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。