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Photo by Transformer18

ファッションについて考えていくと、そのうち必ず「全身黒ってどうなの」というところに辿りつきます。
全身黒ファッション・・・よく「全身黒はダサい」と言われがちですが、実際のところどうなのでしょうか。

全身黒ファッションはダサいのかどうか?
ダサくないコーディネート方法について、考えてみました。

全身黒ファッションはダサいのか?

まず最初に答えから言っておくと、「全身黒だからダサい」という事はありません。
もし全身黒ファッションがダサいのであれば、フォーマルなスーツ姿はダサいという事になってしまいます。

でもよく考えてみてください。
女性が「カッコいい」と思う服装の上位には必ず「スーツ」が入っていることを。

つまり、上下の服装が同じ色味の黒だったからといってダサいという事にはならないハズです。

シャツや肌が差し色になっている

結局のところ、なぜ上下が黒だったとしてもダサくならないのかというと、適度に差し色が入っている事があげられます。
スーツならだいたいシャツは白など淡い色合いのものですよね。

スーツとシャツでコントラストが生まれる為、適度に抜きどころができるわけですね。
真っ黒な肌の黒人でない場合は、肌とスーツの間にもコントラストが出来るので同様です。

逆に言えば、肌の色が真っ黒で、黒いシャツに黒いタイ、黒いスーツに黒いシューズという人がいれば、それこそ全身真っ黒なわけですが、これはこれで「おしゃれ」を作るのは難しいかもしれません。

ちなみに全身黒だと”地味”だからダサいというような意見もありますが、そういう考えに至ってしまう人は注意が必要です。
というのも、「地味だからダサい」というのは「派手ならカッコいい」と勘違いしてしまいがちだから。

年配の人ほど、「派手なファッションをしないと年寄りに見える」と敬遠しますが、そもそも地味か派手かというのは若いとかおしゃれとかを表す言葉ではないんです。
地味で若い人も派手で年寄りに見える人もいますし、地味でカッコいい人も派手でダサい人も当然います。

なので、全身黒だからといってダサいという事には繋がらないわけです。

とはいえ、キメ過ぎ感は否めない

じゃあ全身黒にすればオシャレになるのか?というとそういうわけでもないんですね。
どちらかというと「キメ過ぎ感」が出てしまって危険だったりします。

「キメ過ぎ感」というのは、「ボク、おしゃれしてます」というのが全面に出過ぎているということ。
おしゃれはもっとさりげないものなので、あまり全面に出てしまうと逆にダサいというか、見ている方が引いてしまいます。

なぜ全身黒だとキメ過ぎになってしまうのか?
それは、「おしゃれの基本は全身コーデ。アイテム同士のコントラスト」が基本である中、あえて全身を黒で固めているからです。

自分で「おしゃれの為」と思っていなければ全身真っ黒なんてやらないということ。

キメ過ぎるオシャレが映えるのは、ミュージシャンやファッションモデルのように人前に立つシーンのみ。
要はマスコット的にファッションを捉えて貰えるシーンではキメ過ぎるぐらいが必要ということです。
逆に言えば、一般の生活シーンにおいてキメ過ぎるファッションをしてしまうと、目立ちすぎてしまうわけですね。

カッコいいかカッコよくないかで言えば、カッコいいかもしれませんが、モテるかモテないかで言えばモテないわけです。

そういった観点からも個人的には全身黒コーデはオススメできません。

ダサくならないコーデ方法

それでも全身黒コーデをしたい人は、なるべくダサくならないように全身を黒で合わせていく必要があります。

適度なカジュアル感

まずはキメ過ぎないように、適度なカジュアル感を出す事。
前述の通り、キメ過ぎたファッションは普段着には適しません。
そもそも女性と並んだ時に男性が際立ってしまうのは考え物です。

適度なカジュアル感を出す為には、カジュアルなアイテムを使うのが早いです。
例えばボトムスをブラックジーンズにするなど。
ジーンズはキングオブカジュアルともいえるほどのカジュアルアイテムなので、一気に着崩せる便利なヤツです。

シューズをスニーカーにするなどもいいですね。

差し色を意識

全身統一コーデの基本として「差し色」という概念があります。
これは、全身を統一した色の中に、コントラストが映える色を一つ入れるという物。

例えばトップスからボトムス、アウターもインナーも黒で統一しておきながら、シューズだけ真っ赤にするなどですね。
おしゃれの教科書に書いてあるようなコーデです。

ただ、そこまで極端な事をやるのは初心者にはあまり向きません。
おしゃれじゃない人がやるとダサくなるのが、こういう”いかにもなオシャレ”の注意すべき点です。

そこで、自然な差し色として、アウターとボトムスが黒なのであれば、インナーシャツを白や淡い色などでコントラストを出すという合わせ方がオススメ。
これはスーツに代表されるコーディネートのまんまですが、無難な分、誰にでも似合うコーディネートなので失敗しません。

特に白いシャツでモノトーンコーデになると若干きつい印象がありますが、淡いグレーのアイテムで合わせることで少しだけ抜け感が出せるので参考にしてみてください。

コーディネートの参考で注意すること

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Photo by Jesse Freeman
全身黒コーデをするなら、ファッション誌などを参考に、どの程度までなら「キメ過ぎ」にならないか?などを勉強しておきましょう。
ファッション誌だとどうしてもイケメン高身長のモデルさんが”普段着ではなく”着こなしているため、ものすごくカッコ良く映る反面、普段着に持ってくると痛くなりがちです。

ネット通販サイトで紹介される全身コーデなら適度に普段着感を意識してくれているので参考になります。

おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ

女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。

気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。

自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。