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おしゃれな人ほど上手に活用している印象がある古着。
実は古着をうまく合わせられるようになると、いろいろとファッションの幅が広がります。
そんな古着の種類や着こなしについてまとめました。
古着にも3種類ある
古着と聞くと「人が着たものでしょ・・・?」と敬遠する方も多いのではないでしょうか。
たしかに古着は一度人の手に渡ったもの、つまりセカンドハンズものであることに違いはありません。
ただし一口に「古着」と言っても、以下の3つの種類に分けられるのです。
ヴィンテージ
一番よく知られている古着は、ヴィンテージアイテム。
本当に「古い」洋服ですね。
90年代ぐらいに古着のブームを作ったのがこうしたヴィンテージなアイテムだと言われています。
ヴィンテージ物は自然な経年劣化をファッションに取り入れることができ、簡単に「こなれ感」を演出できるのが特徴。
それだけではなく、今では入手不可能なブランドのものが手に入ったり、当時だからこそのデザインが楽しめたり・・・という面白さも。
テレビなどでヴィンテージジーンズが百万円前後でやりとりされているのを見た時には「なんでこんなボロがこんなに価値があるの?」と思った方も少なくないですよね。
その背景には古着が持つ「新しく作ったものには出せない味」というものよりは、そのもの自体の希少性による「コレクター的な付加価値」が影響していることが多いと言えるでしょう。
ユーズド・おふる
次に思い浮かぶのはこれでしょう。
単に誰かが着古したユーズド・アイテムとしての古着です。
例えば古着屋で安く並んでいるものは、基本的に特に付加価値のあるブランド品などではありません。
海外でバイヤーが安く買い集めてきた「おふる」です。
こうした古着には状態が悪いものも多く、なかなか初心者に着こなすのは難しいアイテムと言えます。
・・・が、古着コーディネートが上手な人は、逆にこういったユーズド品からも面白いアイテムを見つけてきて遊んでいますね。
たまにネームタグに本当に名前が書いてあったりして「誰だよ!」みたいになるのも楽しいです。
ブランド古着
意外と知られていないのがブランド古着。
有名なブランド品を集めたブランド専門古着ショップにいくと、数カ月から数年前程度のアイテムがかなり綺麗な状態で置いてあったりします。
ブランド品を買って、少し着たら手放すというサイクルをしている方が使っていた可能性もありますが、ショップなどからシーズンが過ぎて流れてきたものも存在するようです。
そう思うと「人が着古したボロボロの服なんて・・・」という方でも割と受け入れやすいのではないでしょうか。
たいていは新品状態で販売されていた時よりも価格が落ちていますので、服を買う時に「毎回新品のブランド物を買うのはお財布的にキツイ」・・・なんて時には重宝しますよね。
「あの時買い逃したアウターがあった!」なんて出会いがあるかも。
古着の選び方
古着にも種類があることがわかったところで、次はどう選ぶかについて解説します。
「古着だからかっこいい」なんてことはない
古着選びで勘違いしてはいけないのは、「かっこいい人ってうまく古着を使ってるよね」というところから「古着を使うとかっこいいよね」と思ってしまうこと。
これは似て非なるものです。
決して「古着を使うだけでカッコ良くなる」なんて事はありません。
あくまでかっこいい服装をしている人が、そのファッションに古着を取り入れただけにすぎないのです。
古着も結局は洋服に違いないわけですから、「いかにバランスよくコーディネートするか」というところがポイント。
そのため「数十万円のヴィンテージデニムを履いてる=かっこいい」なんてことは絶対にないという点にご注意ください。
古着は一期一会
古着の難しいところは、基本的に「一期一会」「一点もの」であるということ。
これは逆に楽しいところでもあります。
普通洋服を買う時って、ショップに何着か予備がストックしてありますよね。
特にファストファッションだとサイズ展開や色展開も豊富ですし、そのショップにサイズがなくても例えば隣のショップから取り寄せてもらう・・・なんてことが可能です。
一方古着の場合、そこで出会った一着しか存在しない可能性があります。
まさに一点ものですよね。
ということは、「これは」と思ったアイテムは即ゲットしておかないと、もう二度と出会えないかもしれないということ。
また、サイズ感がピッタリのものを探すのも難しいわけです。
古着のデメリット
Photo by Kelly Teague
古着にはデメリットも結構あって、それを受け入れられる人が選ぶべきだと思います。
まずは前述の通り「一期一会」「一点もの」であるということの理解が必要。
その為、「欲しいアイテムがあったけど、ちょうどいいサイズがない」なんてことがザラです。
古着に限らずサイズ感はおしゃれの為に絶対必要な感覚なだけに、せっかく出会えても悔しい想いをするかもしれません。
また安価なユーズドを買った時には、めちゃくちゃ縮んじゃってたり、傷んだ服だったことに家に帰ってから気づいて「これ・・・どうすんだよ・・・」みたいな事も。
こういうのを笑って楽しめる人向け、と言えるかもしれませんね。
そして、古着は前提として「誰かが使っていたもの」です。
逆に言えば「誰がどんな状態で使っていたのかわからないもの」とも言えるでしょう。
もちろん販売されるからにはクリーニングされている(と信じたい)わけですが、物によっては「前に使っていた人の家の臭いかな・・・それとも体臭かな・・・」みたいなものもあります。
新品状態の服と比べると、買う前に十分気をつけなければならないのが古着のデメリットと言えるかもしれません。
古着ファッションの着こなし方、コーディネート
古着といってもコーディネートは普通の洋服と変わらないです。
基本的な「サイズフィット感」や「全体のバランス」を考えればOK。
ただし、古着特有の問題というのもあるのでポイントを抑えておきましょう。
全身古着にはしない
まず古着ファッションの初心者なら特に、全身を古着でキメるのは止めましょう。
古着の場合、どうしても褪せやヨレなどがあります。
これで全身を固めてしまうとややルーズ(だらしない)な印象になってしまうんですね。
なので、たとえば基本的にファストファッションなどで新しめの服を揃え、一点だけ古着で抜けを作る・・・というのはいかがでしょうか。
トップスに古着を選ぶ
どうしても男性は「価値のあるヴィンテージもの」に弱く、古着というとデニムが欲しくなってしまいがち。
もちろんヴィンテージデニムに真新しくパリッとしたTシャツを合わせるというのもいいんですが、なかなかボトムスの古着というのも難しいものがあったりします。
というのも、前に来ていた人の形が出てしまったり、サイズが全然合わないなどの可能性が高いからです。
たとえば膝の褪せた部分が自分の体形とズレたデニムだと・・・なんとも着こなすのが難しそうですよね。
ウェストサイズがピッタリなのに丈が足りない・・・なんていうのも思ったような着こなしができない原因となるでしょう。
オススメはトップスやアウターです。
少しやれた感じのある上着でも、パンツがカッチリしていれば「あの人はあえてああいう上着なんだ」と思わせることができます。
古着を主張させて、他はシンプルに
せっかくの古着を選ぶなら、なるべく他所では見かけないようなアイテムを取り入れたいものです。
たとえば昔の柄物とかだと一気に個性的になれますよね。
こうしたものを一点用意したら、それを取り囲むアイテムはシンプルなものにするといいでしょう。
古着のオシャレ感を一層際立たせることができると思います。
古着の通販サイト
いまや古着もネットで買える時代です。
ただその特性上「返品不可」などのルールがありますので、事前に確認をしておきましょう。
ブランド古着の通販 RAGTAG
ブランド古着と言えばRAGTAGです。
少ししっかりしたブランドのアイテムが普通にユーズドで買えます。
メンズ古着通販 – ZOZO USED
UNITED ARROWS、BEAMS、nano・universeなど、初級~中堅どころのブランドアイテムが揃っています。
古着屋JAM Used & New Clothing shop
古着のコーディネート例を紹介されている通販サイトです。
2nd Street
最近はあちこちで見かけるようになった2nd Street。
僕も行くようになりましたが、品ぞろえも良く、そこそこ安くて便利ですね。
オンラインストアでの購入も可能。
https://www.2ndstreet.jp/store
DonDonDown on Wednesday
うちの近所には店舗がないんですが、こちらも有名な古着デパートの「ドンドンダウン オンウェンズデー」。
実は古着ブランドショップだった「ハンジロー」を吸収合併した会社さんです。
オンラインショップがあるので、近所にお店がなくとも購入可能。
おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ
女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。
気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。