Photo by Nic McPhee
おしゃれになる為の近道は、「おしゃれな人の真似をすること」です。
これは何も”おしゃれ”に限ったことではなく、人が何かで成長するためには、その成功者の真似をするのが早いというのはよく言われています。
簡単な例でいえば、人間は赤ちゃんの頃に、母親が話すのを聞いて真似したおかげで話せるようになるんだとか。
というわけで、「おしゃれになりたかったらおしゃれな人の真似をする」。これは鉄則です。
では、誰の真似をしたらいいのか?
ファッションショー?
ファッション雑誌?
答えはもう少し身近なところにあります。
おしゃれの近道には誰の真似をすればいいのか
答えは、”街中にいる人”です。
ファッションショーはそれこそおしゃれの最高峰ですから、真似すればオシャレになると思いがち。
でも実は「おしゃれ」と言ってもベクトルが全然違うんです。
ファッションショーを見たことがある人ならわかると思いますが、若干奇抜なファッションが多く、実戦向きじゃありません。
自分の友達と待ち合わせをした時に、友達が集合場所に”ファッションショーのような服装”で現れたらどうでしょう?
僕だったらひいちゃいます。
もちろんファッションは本人の好みの問題ですから、個人で楽しむ分には何の問題もありません。
でもこれから一緒にあそんだり食事をしたりする人が、あまりにも奇抜で目立ちすぎる服装をしてきたら、「オシャレだね」と褒めてあげることはできないと思うんです。
ステージの上でカッコイイのと街中でカッコイイのは別。
ビジュアル系バンドがステージ上では華やかでかっこ良くても、あの服装で電車に乗っていたら違和感がありますよね。
「おしゃれかどうか」を判断するのは、その人とその人が着ている服だけではなく、その場所やシーンにあっているかどうか?も大切だということです。
ファッション誌も同じ。
若干街中に合わせた形になってはいるものの、それでもやっぱり華やかさがあります。
紙面上と街中とは別なんです。
さらに言えば、ファッションショーやファッション誌は体型的にもオシャレでカッコイイ人がモデルをしていますよね。
彼らにとってカッコイイのと、自分にとってカッコイイのはまったくもって別だということを理解しておく必要があるわけです。
街中にいる、普通の人を見る
そう考えた時に参考になるのは、街を歩いていて気になる「普通の人」。
おしゃれな人ではありません。普通の人です。
あなたが「おしゃれだなー」と思う人の場合、あなた目線での補正が入っており、もしかしたらおしゃれじゃない可能性があります。
そのかわり「普通だなー」とか「無難だなー」と思う人の場合、おそらく誰からみても無難で普通なんだと思われます。
ちなみに「ださいなー」と感じる人がいた場合、それもあなたの補正が入った「ダサさ」ですから、世の中にはそのファッションをカッコイイと思う人がいてもおかしくありません。
つまり、あなたが普通だと思うファッションなら世の中の人も普通だと感じるということ。
ここに「街中のおしゃれ」があります。
ただ、街中を歩いている他人に声をかけて「どこで買ったんですか」とか聞くわけにもいきません。
そこで重宝するのがショップ店員です。
ショップ店員のファッションこそオシャレと普段着のちょうどいいところ
ショップ店員は当然、モデルではありません。
なので体型もどちらかというと自分たちに近いです。
そして宣伝の意味も兼ねて、自分の勤め先の服を買って、それを着て通勤しています。
ということは、普段着として日常に溶け込んだファッションという事になるわけです。
さらにいうと彼らは店に来たお客さんに「ダサっ」と思われてはいけない。
ということは上で書いたとおり「無難で普通」なファッションに落ち着くわけです。
これなら「超オシャレ」にはならないけれどダサくもならないから。
もちろんそのショップごとのカラーは出ますから、どんなショップでもいいというわけではありません。
ファッション誌や店頭ディスプレイなどで自分に合うなと思えるお店の店員さんを参考にすべきなんです。
ショップ店員は街中にいる人に比べて商品知識も高いですし、おしゃれに対するアンテナも張っています。
参考にするだけでなく、自分に似合う服の相談などをしても適切な答えを返してくれるので上手に利用するのが賢いです。
Photo by Anatoliy Basov
勘違いしたファッションの店員もいるので注意
とはいえ、ショップ店員にも様々な人がいます。
みんな一様に「服が好き」「ファッションが好き」であることに違いはありませんが、
みんながみんなショップ店員としてのプロとは限りません。
おしゃれについて押し付けがましい店員がいたら要注意。
商品知識を聞きもしないのにひけらかしてきたり、自分が着ている服を自慢してきたり、「あなたはこれを着るべき」というような提案をしてくる人ですね。
また、「好きだからといっておしゃれとは限らない」というのもポイント。
彼らは服が好きな気持ちは誰よりも強いですが、だからといっておしゃれかどうかは別だったりします。
なので、盲目的に信じたりセず、自分が「いいな。普通だな」と思える人の意見を聞くようにしたいところです。
ネット通販のコーディネートも参考になる
参考にすべきショップ店員はなにもリアルなショップに限りません。
ネットショップの通販サイト上にあるコーディネート写真、実はアレもかなり参考になります。
というのも、ショップ店員よりもさらに自分たちに近いような人がモデルをやっているケースが多いから。
中には「ショップのサイトを作るスタッフがついでにカメラマンとモデルもやっている」なんてことも。
要するに一番「街にいる人」に近いと言えるわけですね。
おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ
女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。
気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。