Photo by Patrik Tschudin
モード系と聞くと、全身モノトーン(とくに黒基調)のスタイリッシュなファッションを想像する方が多いと思います。
実際、モード系と言っている人の中でも想像している”モード系”は統一されにくいですね。
なので僕が語るモード系を「そんなのはモード系じゃない」と思う人がいても不思議でもなんでもない、そういった存在のファッション系統が「モード系」です。
・・・モード系と書きすぎてゲシュタルト崩壊起きそうな感じ。
そもそも厳密にジャンルを「○○系」と分けたがるのは日本人の悪い癖であって、本来の”モード”の意味合いは、もっとシンプルなものです。
モード系の定義
MODEはフランス語で「流行」「ファッション」を表す言葉。
これは英語で言うところの「FASHION」(そのままファッション・流行)と同義。
※えっ、ってことは「モード系ファッション」って「ファッション系ファッション」って事になりますね。なんか気持ち悪い。
その本来の意味からする「モード系」とは、”コレクションにおいての最新の表現手法”を意味します。
つまり、簡単に言えばファッションショー(パリコレとか)で紹介されるようなめちゃくちゃかっこいいファッションの事ですね。
もちろんファッションショーで登場するモデルさんたちは物凄くかっこいいですが、あれをあのまま街中で着るわけには行きませんから、あくまで「表現手法の一つ」として考えて、実際に着られる服装にまで落とし込んだ物が現実としてのモード系と言えるかもしれません。
モード系のブランド
モード系のブランドはたくさんありますが、一例を挙げるとこんな感じ。
- ポール・スミス
- イッセイミヤケ
- ヴィヴィアン・ウェストウッド
- コム・デ・ギャルソン
- ディオール・オム
- コムサ・デ・モード
僕は個人的に、高校生の頃に3歳年上の従兄弟がイッセイミヤケのハイセンスな服を着ていた印象が強く、「モード系と言えばイッセイミヤケ」と思ってしまいます。
馴染みのあるブランドで言えば、ポール・スミスやコムサ・デ・モードではないでしょうか。
モード系の中でも割りと日本人が着てもおかしくない、落ち着いたデザインで展開していますし、そこら辺のショッピングモールやデパートによくテナントとして入っているので利用しやすいです。
モード系の着こなし
Photo by Sebastian Dooris
僕のイメージですが、モード系は「めちゃくちゃオシャレ」「ハイセンス」と言った印象で、完全に着る人の体型や顔立ちを選びます。
その為、着こなし自体もとてもむずかしいですし、なんだったら着回しできるようなアイテムじゃないと思った方がいいです。
そういう意味からも「お金持ち系ファッション」なんて揶揄されることも。
※逆にお金をかけられる人で体型や顔立ちが整っていさえすれば、着こなしは一式揃えてそのまま着ればOKとも言えます。
また、モード系はおしゃれにその身を捧げた人が行き着く部分であって、服装だけではなく髪型からライフスタイルまで演出できる人向けなんじゃないでしょうか。(完全に個人の主観ですが)
なので、モード系ファッションで攻めると「めちゃくちゃオシャレな人」になるか、「めちゃくちゃダサい人」になるかのどちらか、といった感じですね。
とくにファッションショーを見ていればわかりますが、日本人の体型と外国人モデルの体型はまったく違います。
※外国人デザイナーですらモデルには見劣りしますよね。
一般的に身長が低く、足も短く、頭がやや大きい印象の日本人が着ると「あいつ、服に着られてるな・・・」「わー、めちゃくちゃおしゃれー()」と思われかねないので注意が必要。
ただし、あくまで奇抜でハイセンスなモード系において、の話。
落ち着いたモード系であれば、日本人でも普通にかっこいいです。
モード系ファッションはモテるか
個人的な見解ではありますが、「モード系ファッション=モテファッション」とはなかなか言いがたい部分があるかなと思います。
そもそもモード系が似合う人は顔も体型も整っている前提があるわけで、ファッションが後押ししているに過ぎませんし。
中にはモード系男子に惹かれる女子がいることも否定しませんが、そうでない場合には特に一緒に歩いていてあまりにも目立ってしまうファッションは気持ちのいいものではなく、一般的な女子ウケは悪いです。
かっこいいファッションとモテるファッションは別、と考えた方が良いですね。
音楽や絵画など芸術だと顕著ですが、孤高を突き詰めたアーティストと人々に支持される事を選んだビジネスマンは全く別の方向を向いていて、基本的には共存できないものだという事に近いかもしれません。
アーティストには少数の熱狂的な支持層が付きますが、ビジネスマンには浅くて広いファンがたくさんつくイメージ。
モード系は「おしゃれを突き詰めたゆえの、ファッションアーティスト」みたいな感じがします。
モテる為には「真のおしゃれとは」を追求するのではなく、「女子ウケ」を研究する方が近道といえるわけです。
おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ
女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。
気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。