Photo by Masao Hirasawa
おしゃれをするからには、やっぱり「誰かに認められたい」という気持ちがないと言えばウソになります。
じゃあ誰に認められたいのか?
それは「異性」ですよね。
もちろん男性からもカッコイイと思われたい気持ちがなくはないですが、女性にカッコイイと思われるのが最優先です。
厳密に言うと、「カッコイイ」と思われたいのではなくて、「ステキ」とか「好き」とか、要するに異性としての魅力を感じて欲しいわけですよ。
平たく言うと「モテたい」ってこと。
最初にこれだけは言っておかなければならないという事があるんですが、残念ながら「おしゃれになったからモテる」ということはありえません。
なぜなら、「おしゃれな人」だから「好き」とはならないからです。
自分の身に置き換えてみたらわかることです。
「じゃあおしゃれである事なんて意味がないじゃないか」なんて思ったら、それも間違い。
モテる為には”最低限のおしゃれであること”は必要不可欠だからです。
こういうのを必要条件とか十分条件とか言います。たしか高校の頃に習いました。
最低限のおしゃれが必要な理由
センター試験の「足切り」を思い出すとわかりやすいかもしれません。
大学受験は基本的に、どんな大学だって受ける事は自由です。
受けなければ受かりませんし、かといって受けたからって受かるとは限らない。
でも受かった人はもれなく”受けた人”なわけです。(・・・逆にややこしくなってきました)
ある程度の難関大学の場合は、「受ける為の最低限の学力」が必要で、足りない人はセンター試験の時点で不合格にさせられてしまいます。
就活の時にも筆記試験で落とされてしまって面接にまでこぎつけないなんて事が多々ありました。
女性にアタックするときも同じ。
誰にアタックしようとも基本的には自由ですが、異性として意識して貰える最低限のファッションというのがあるということです。
”当然”見た目から入る
とても残酷な話ではありますが、人間に限らず動物も虫もみんな、初対面の人は「見た目」で判断します。
これは当然のことです。
なぜなら初対面の時点では見た目以上の判断材料がないから。
その人がめちゃくちゃ性格がいい人だとしても、初対面だから知る由がないわけです。
動植物は本能に忠実な分、その傾向が強くでているので、弱い虫ほど”毒がありそうな色”に擬態して「見た目」で威嚇する種が多い事がわかりますね。
本能レベルでそうなんだから、人間だって当てはまります。
初対面で「なんとなくヤバそうな人」には近寄りませんし、「汚らしい人」も不愉快にさせられる可能性を感じて敬遠してしまうもの。
これは男女関係なくそうだと思います。
僕らも、髪の毛がボサボサ、寝起きのような顔、なんだったら目ヤニがついていて、汚れたスウェットで外に出てきた女性と、布な髪でナチュラルに美しいメイクをして、可愛らしい服装で出てきた女性がいた場合、どちらに好感を持つか?という話です。
たとえ前者がとんでもない美人だったとしても、眉毛がととのってなかったり、すね毛が伸びまくっていたり、なんか異臭がしたりしたら・・・近寄りたくないですね・・・。
美人じゃなくとも後者と仲良くなりたいです。
男女それぞれ好みのファッションが違う
Photo by mulan
というわけで、最低限のおしゃれとして、クリアしなければならない事があるのはわかりました。
ではここで、男性女性がそれぞれ好むスタイルについてまとめてみたので見て下さい。
男女の好みの違い・ズレがここまで顕著かとびっくりすると思います。
※あくまで一般論としての「好み」、初対面の印象での話です。
女性のファッション | 男性のファッション | |
---|---|---|
男性が好む | 可愛い系。ぶりっこ。 丸みがある女性らしい感じ。 |
ワイルド、無骨、漢。 ヤンキー系など強さをアピールする服装。 |
女性が好む | 華奢、細身。 モデルのようなカッコイイ服装。 |
爽やか、優しそう、きれいめ。 シンプルで「普通」なファッション。 |
どうでしょう。
見事に男女の思考と行動が、どちらも合ってない事がわかって面白くないですか?
男性は女性に対して、本能的に「女性」を求めています。
胸が大きい人が一般的に好かれるのも、昔の絵画の女性がふくよかなのも、「女性らしい女性」に丸さを求めているから。
これは遺伝子レベルで決められている話で、女性ホルモンが体に与える影響が「からだを丸く、柔らかくする」という事からも説明がつきます。
そして適度に丸みを帯びているものって、可愛らしいんですよね。
だから男性は女性に、直線的なシャープさではなくふんわりした可愛らしさを求めてしまうんです。
そして男性は自分たち男性として好むファッションに「自分を強く見せる」ような服装を選びがち。
中学生ごろから顕著になってきますが、胸元のボタンを大きくあけたり、体を大きくみせるように歩いたり。
これも狩猟に出たり、一族を守る使命を与えられた男性の本能的なものなのかもしれません。
「おれはアウトローだから近づくんじゃねーぞ」と、無駄な争いを避けるための行いとも取れます。
反面女性は、より高みを目指したモデルのような体型に憧れを持っています。
これは近年シャネルが手がけた女性へのマインドコントロールの賜物で、ファッションショーでも細くて背の高い女性がカッコ良く着こなす様からも影響を受けていると言われるもの。
男性からするとあまりにおしゃれすぎるカッコイイ女性は敬遠してしまいがちですが、なかなかうまく咬み合わないものですね。(笑)
そして一番気になるのは女性が好む男性のファッション。
これも男性が好むそれとは全然違っています。
女子ウケがいいのは、「普通」だということです。
逆にNGなのはホスト風、ヤンキー風(オラオラ系)、汚いヤツ、だらしないヤツです。
なぜなのか?は女性目線で考えれば一目瞭然で。
悪そうなヤツとか変に奇抜なおしゃれさんは”一緒に歩きたくない”ですからね。
誰かに絡まれても嫌だし、自分より目立つおしゃれさんなんて自分の可愛さ・カッコよさの敵でしかないわけです。
だからシンプルイズベスト。そしてきれいめファッション。それがポイントなんです。
おわりに
あくまで「最低限必要なおしゃれ」という話であって、これを気をつければ絶対にモテるという話ではないことを最後にもう一度念を押しておきます。
ただし、NGファッションをしていたらモテるものもモテなくなるんだと思っていた方が正解です。
また、男女ともに「楽しようとしただらしないファッション」は好感が持てないようです。
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自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。