Photo by Ania Mendrek
オシャレができない、オシャレがわからないという人は総じて、「ファッションセンスがない」という状態で悩んでいるかと思われます。
ファッションセンス。
この言葉に明確な答えこそありませんが、世の中には「センスないなぁ」と思わせる人がいるのは確か。
そして、「誰が見てもカッコイイファッション」というものは存在しないのに対し、「誰が見てもダサいファッション」は存在してしまう事実と、そういう服装をしてしまう人がいるという現実。
ファッションセンスは磨く事が出来るのでしょうか。
その方法についてまとめてみました。
センスは生まれつきではなく、経験値
ファッションセンスのない人は、ファッションセンスのある人が何の努力もせずに、元からファッションセンスが良かったと思うかもしれません。
ただ、勘違いのないように言っておくと、センスなんてものは生まれながらに持っているものではありません。
もちろん、個性として生まれながら感じ方に多少のバラつきはあるものの、ファッションセンスに限って言えば後天的な物の方が大きいです。
なぜなら、ファッションの概念を作っているのは人間の大人だからであり、それは毎年「トレンドの仕掛け人」たちによって流動させられているから。
そもそも、例えば”生まれつき足が早かった”なんて子がいたとして、その子が何もせずだらけて過ごした10年間と、毎日はしる練習をした”生まれつき足が早くなかった”普通の子の10年間だったら、どちらの方が早く走るセンスが身についているか?想像に易いのではないでしょうか。
ファッションセンスの経験値を貯める
ではどうするかというと、日々学んでいくしかありません。
学ぶといっても、頭でっかちに情報ばかりを詰め込むと言う事ではありません。
人が学べるのは”経験”に基づくことの方が重要だからです。
日本人は特に、学校教育において「失敗してはいけない」というような教えを受けてきました。
その為、ファッションセンスを磨くという話になっても「どうすれば失敗せずに学べるか」と教科書を欲してしまいがちです。
でも、ファッションセンスを磨くのに失敗したからって死ぬわけじゃありません。
どんどん失敗をしていくことで経験値は溜まっていきます。
この経験値こそが、センスを磨いているということ。
なので、いつまでもお母さんに服を選んでもらっているような人は、どれだけファッションの情報を頭に詰め込んでもセンスは磨かれないわけです。
具体的なファッションセンスの磨き方
ファッションセンスを磨くのに、具体的な方法は上で書いたとおり「失敗すること」に尽きます。
つまり、どんどん服を買って、着て、「ダサいな」と思ったら直して・・・という連続です。
ただ、お金があり余っているのなら、この方法でいいですが、今からセンスを磨こうという人には若干遠回りにも感じますね。
遠回りは決して悪いことではないですが、せっかくなら近道をしたいもの。
近道をするためには、服を買う前にある程度の目星をつけておく事がオススメです。
街行く人のファッションを観察する
まずは他者の観察です。
高校時代に一番おしゃれだった友人が言っていました。
「ファッション誌なんて買わなくても街中にいっぱいいい例がある」と。
そうなんです。
ファッションセンスを磨こうと思うと、「ファッション誌を買って勉強して・・・」と思うかもしれませんが、そんな必要はなかったんです。
なぜなら、ファッション誌で紹介されるファッションセンスというのは若干ハイセンスだから。
要するに、そのままの服装では普段の生活で浮いてしまうということ。
当時、街中ファッションを観察していた友人と、ファッション誌で勉強していた僕では、同じぐらいの予算で買い物に行っても”使えるアイテム”を購入できる確率が全然違っていました。
自分にしか興味がない人ほど、他者のファッションには目も向けません。
でも他人にも興味を持って観察することで、どういった服装が変で、どういった服装がカッコイイのか?がわかるようになります。
ショップ店員に聞く
そして実際に服を買いに行く時も、自分でパパッと選んで買うのではなく、一旦ショップ店員のワンクッションを入れる事をオススメします。
自分は似合うと思っていても、他者から見たらそうでもない、なんて事はよくあるので。
そもそもファッションセンスがない人は、とりあえず店員さんに選んでもらうと間違いありません。
そうやって”ダサくないファッション”を着ることから学んでいく事もできるはずです。
ファッションセンスがない人ほど、「ショップで”カッコ良い”と思って購入した服が家に帰るとダサかった」という事態に陥りがち。
これはなぜかというと、ショップの鏡がスリムに見せる特殊なものだからという事もありますが、それ以上に「全身コーデを意識していない」とか「自分のクローゼットの中身を把握していない」とか、そういった事が関係しています。
一度ダサいと思ってしまった服は、もう二度と合わせられない可能性の方が高いです。
そうなると一度も着ずに終わってしまう・・・なんてことがありえます。
※事実、僕は若いころによくやりました・・・。
店員さんはお店に行くと寄ってくるウザったい存在と思って避けてしまいがちですが、服を本気で選ぼうと思ったら”味方”だったりします。
とくにお店で相談して全身コーデを揃えて買っていくお客さんの事は喜ばしく思っている店員さんも多いです。
それは単に「売上」という話だけではなく、ショップ店員の使命として「お客をオシャレにして帰す」という事が叶えられるからだったりするわけですね。
なので、何を着ても「お似合いですね」なんて言う店員は絶対に信用しちゃダメですし、アイテム単体で推してくるような人も怪しいと思った方がいいです。
逆にコーディネートの提案をしてくれるとか、あなたの話を聞いてくれるような店員さんなら任せてみてもいいのでは?と思います。
ネットショップの利用
とはいえ、いきなりショップに買い物に行くのはハードルが高いという人には、ネットショップの利用が便利です。
ネットショップなら24時間365日、ゆっくり服を選ぶことができますし、センスのいいコーディネートをそのまま載せているため、全身まるっとマネキン買いしてしまえば「センスがない」なんて事になりません。
センスのいい服を着続けることで、なんとなく「センスがいいってこういうことか!」とわかるようになります。
おわりに
Photo by Riley
よく、「ファッションセンスなんて関係ない。イケメンが着ればどんな服もおしゃれ」みたいな乱暴な事を言う人もいますが、こういう人は本当に”イケメンなのにダサい人”や”ブサメンなのにカッコイイ人”を見たことがないのかと不思議になります。
ファッションセンスと、イケメンかどうかは全く別の問題です。
また、センスのない人ほど「とりあえずトレンドアイテムは否定しておく」というスタンスになりがち。
流行っているものを見ると「なんでそのアイテムを使うのか意味がわからない」のように”意味”を求めてしまいます。
でも、センスって感覚のことですから、そこに”意味”を求めるのが既にナンセンスだったりするのかもしれません。
おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ
女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。
気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。