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「最近ちょっと太ってきたな・・・」という人から「物心ついた時からずっとガチでぶ」という人まで、いわゆる「ぽっちゃり体型」「太め体型」と言われる人は洋服選びに悩むことも多いでしょう。
「何を着たらいいかわからない」「どうせ何も似合わない」「自分に自信がない」という方もいるのではないでしょうか。
中には「どうせモテないしファッションなんてどうでもいい」なんて方もいるかもしれません。
でも、「デブ男子はモテないのか?」というと、実際にはそんなことないんです。
おそらくあなたもご存知のとおり、「下手に美人な人よりも、おしゃれブスの方がモテている」なんて事が当たり前のように起きていますよね。
それと同様に、僕の周りでも「太めなのに彼氏・彼女が途切れない友人」というのが何人もいます。
彼らに共通することは「太っている事をネガティブに捉えず、楽しく生きている」ということ。
そして「体型にあったおしゃれな服を着ている」というところでした。
「楽しく生きている」というのは他人にどうこう言われてできるようなものではないですが、「自分に合ったおしゃれな服を選ぶ」というのは可能です。
そして自分に合ったおしゃれな服を着ていると、それだけで気持ちが晴れやかになるもの。
それは単に「物欲を満たせた」というだけの事なのかもしれませんし、「他者からよく見られている」という自信による事なのかもしれません。
こういう話を聞いても「そんなことはありえない」と決めつけてしまうと、ネガティブな思考になってしまいます。
ネガティブな思考になれば当然モテません。
騙されたと思って、ダメ元で「体型にあったおしゃれファッション」を取り入れてみてください。
太った人がやっちゃダメなファッションのコーディネート
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体型に合ったファッションを知る前に、「太った人がやりがちだけどやっちゃダメなファッション」についてまとめました。
もしかしたらあなたも知らずのうちに「やっちゃダメ」な着こなしになっているかもしれません。
ぜひ確認してみてください。
だぶだぶファッション
太ってくると体型を隠したい一心で、自分の体よりも大きい服を選んでしまいがち。
確かに大きな服は体型を隠すことはできますが・・・おしゃれとは言いがたいですね。
※ポリシーでB系ファッションをしている人などは別です。貫いてください。
まれに「デブでもだぼだぼの服を着てもいい」というような無責任なことを書いているウェブサイトもありますが、ファッションの初心者は鵜呑みにしないようにしましょう。
本当にファッションの上級者である自覚がなければ、太っている人はだぶついた服に手を出すべきではありません。
さらに大きな服を着ると自分の実際の体よりももっと大きく見えてしまい、女性にとってはそれが威圧的に感じられるのです。
多くの男子が勘違いしている事ですが、「威圧的な人」はモテません。
女子は「ちょっと悪そう・ヤンチャそう」みたいな人には「ヤケドしてみたい」という感覚を持つもの。
でも、「ガチで悪いヤツ」は怖いし面倒臭いし、近寄りたくないのです。(女子に限らずですが)
太っている人がモテる理由の一つに「なんとなく優しそうだから」という項目があるのですが、そこからも「ガチで悪いヤツ」がモテないことはわかりますよね。
そういう点からもだぶだぶファッションはNGだという事がわかるかと思います。
ぴたぴたファッション
「それなら小さい服にすれば怖く見えないよね。ダサくないよね。」というと、そんなこともありません。
太っている人が自分の体型にピッタリ過ぎる服装を選ぶと、必要以上にピッタピタに見えてしまって見栄えが悪いです。
体のラインも出まくりますし・・・逆にだらしなく見えてしまうもの。
また、ピッタリの服を来てしまうと、ちょっとした動作で服が体にまとわりつくような気がしませんか?
座るときとかによく自分の服のお腹の前の部分を引っ張ってシワを伸ばしたりしてますよね。
そういう動作も何気に周りの人には見られているもので、「もっと余裕のある服を着ればいいのに」と思われているかもしれません。
そしてピッタリ過ぎる服装は時に体を締め上げるため、体調にも繋がってきます。
僕は以前キツイ洋服を着て電車に乗り、気分が悪くなってしまったことがありました。
せっかくおしゃれして出かけても気分が悪くなってしまうようなことは本末転倒ですよね。
汚いファッション
これは太っている人・痩せている人関わらず、みんなNGな項目です。
ただ・・・特に太っている人は気を付けたいところ。
汚い(または汚く見える)服のオシャレというのもありますが、これは「ヴィンテージ物の古着を着こなせる人」だけの特権だと思ってください。
逆に言えばそれ意外の人は簡単に手を出してはいけないジャンルだということです。
太っている人は余計に汚らしく見えてしまいますし、イメージとして「なんとなく臭そう」と思われる可能性が高いので注意。
また「こいつ、洋服選ぶのが面倒なのかな」と思われてしまうと、性格面も疑われてしまう可能性もあるでしょう。
全身黒コーデ
「黒色の服は着やせして見える」というのを聞いたことがあるかもしれません。
実際に黒は「収縮色」とも言われており、実際の大きさよりも小さく見えるようになっています。
では全身を黒で固めればいいのかというとそれはまた別問題。
全身黒コーデは「キメ過ぎ感」「狙い過ぎ感」を演出してしまい、女子ウケが良くないことが多いんですね。
全身ではなく、ポイントポイントで黒を使うことがオシャレな着こなしの秘訣と言えるでしょう。
ボーダーに注意
夏場になるとマリンルックを意識したお店さんも増えるため、ボーダーシャツを手にする機会もあるでしょう。
ボーダーはそこそこ爽やかな雰囲気をだしてくれるアイテムではあるんですが、一点注意したいことがあります。
それは「ラインが細いボーダーアイテムを選ぶ」ということです。
そもそも横縞模様のボーダーは体のラインを横に広げてみせる効果がありますが、それ以上にラインの太いボーダーだと目の錯覚で余計に体が膨張してみえるようになる・・・ということも起きてしまうのです。
太った人が選ぶべきおすすめファッション
それでは太った人はどんなファッションを選ぶべきなのかを見ていきましょう。
基本はきれいめファッション
前述の通り、汚らしい服装はNGです。
常に清潔感のある「きれいめ」なファッションを心がけるのが基本。
例えばすこしでもシワがあるシャツとか、よれているジャケット、色あせた服なんかは避けてください。
新しい服ならそれだけでカチっと締まって見えるものです。
着方もワイルドさを意識したり変にだらっとするのではなく、キチッとするのを心がけましょう。
太っていることは「生活がだらしないのではないか?」という印象を知らずのうちに与えてしまっています。
服装がしっかりしていればそこにギャップが生まれるため、良い印象を与えられるわけですね。
トップスは少しだけゆったりとしたものを選ぶ
だぶだぶ、ピタピタがダメと書きましたが、ではどうすれば良いのかというと「ちょうどいい」ぐらいのものを選ぶということになります。
ちょうどいいサイズというのはなかなか難しく感じるかもしれませんが、現在の世間的なちょうどいいサイズは「ややゆったりめ」です。
だぶだぶまではいかないけれど、着ていて余裕があるサイズ、ということですね。
アメカジファッション(ダウンタウンの浜ちゃんの私服)なんかを意識すると良いかもしれません。
ボトムスはテーパード推奨
上半身を少しゆったりさせた反面、下半身は「テーパード」でいきましょう。
テーパードパンツというのは「ふともも周りにゆとりがあり、足元にかけて細くなるシルエットのパンツ」のこと。
このアイテムを知っているか知らないかでおしゃれの印象は全然変わってきます。
太っているとどうしてもストレートパンツを履いた時にヒザ下がダブついてしまいがちです。
実はこれがちょっとだらしなく見えてしまうポイントなんですね・・・。
そこでテーパードを使うと、足元がシュッとしてスタイリッシュにまとまって見えるようになります。
いわゆるYラインシルエットというものです。
いくら太っていても足の付け根から足首まで同じ太さ・・・なんて人はいないですよね?
そこをうまく利用し、比較的細い足首を見せることで「軽そう」なイメージを演出するわけです。
もしテーパードを持っていなければ、ジーンズなどを足首のところで細めに折り返して絞ってあげるといいでしょう。
個人的なオススメはユニクロで売られているストレッチパンツのテーパードです。
黒を効果的に使おう
先程「全身黒コーデはダメ」と書きましたが、太っている人こそ黒い色は効果的に使うべきです。
どうするかというと簡単なことで、全身のコーディネートの中で一か所に黒を入れてあげればいいんですね。
オススメはインナーシャツです。
たとえばインナーに黒いシャツを着て、アウターに淡い色のジャケットを羽織る(前は閉めない)と、うまいことお腹のラインが黒い服で隠れるという利点が得られます。
逆に白いシャツで黒いアウター、淡い色のパンツ等でもいいですね。
全身ではなくどこか一か所に黒を入れるというのを心掛けてみてください。
選ぶ素材にも気を付けよう
太っている人は服を選ぶ際に、その素材にも気を使った方が良いと思います。
まず、「通気性」は欠かせませんよね。
僕も物凄く汗をかくタイプの人間なので、通気性の悪い服を着た日に乗る満員電車は耐えられないものがあります。
もしかしたら周りの他の乗客たちも違う意味で耐えられない何かを感じているかもしれません。
次に「伸縮性」のある服を選ぶようにしましょう。
たとえば前述のテーパードパンツも、伸縮性がないと脱ぎ着が相当大変です。
大変だと「おしゃれしよう」っていう気が薄れてしまうんですよね・・・。
なので「着やすい服」・・・つまり伸縮性がある程度あるものを選んでください。
そして「生地の堅さ」も重要です。
伸縮性と対を成すような感じになってしまいますが・・・要は「堅そうに見える服」を選ぶということです。
若くて細い子だとヨガウェアのような柔らかい素材でダボっとしたものが似合うのですが・・・太っていると体のラインにモロに悪影響を受けるのです。
そうならないためにも、ある程度堅くてしっかりした服を選ぶというのは大切ですね。
アクセサリーにも頼ってみる
アクセサリー類もうまく体型を隠してオシャレを演出してくれるものがあります。
たとえばハット。
ハットはうまく顔を小顔に見せてくれる効果がありますのでオススメ。
あとはブチのメガネなんかも(些かステレオタイプ的ではありますが)万人に似合うと思います。
ベルトや時計、シルバーアクセなんかもしっかりしたものを選ぶとおしゃれに気を使っている感じが出ていいですね。
ただし・・・これらは他の項目がしっかりと出来上がってから。
とりあえず現状のマイナスを0に戻さない限りは、アクセのプラスごときではマイナスのままだということを理解しておきましょう。
おしゃれなデブを参考にする
一番簡単かつ確実な方法はこれ。
実は太っていようといまいと、どれだけオシャレな人だったとしても街中でこれをやっています。
自分と似たような体型の人を探し(街中でもWEBでも)、その人がオシャレそうに見えたなら、その人と同じようなコーデで揃える・・・というだけ。
イメージも掴みやすいですし、きっとそのファッションはあなたにも似合うはずです。
太っている人御用達のお店・雑誌について
さて、世の中には「太っている人に向けた服の店」というものが存在しています。
しかもそれらはネットショップもあるので、煩わしい店員とのやりとりもありません。
だいたいは「大きめサイズ専門店」みたいな感じで、3L~8L程度まで揃えてあるので便利ですよね。
以下にいくつか紹介します。
大きめサイズの服が買える店
大き目サイズが買える、ネット上の有名なお店は以下。
サカゼン・オンラインショップ
言わずと知れた大きい服の取り扱い店ですね。
スーツなどのフォーマルからカジュアルウェアまで何でも揃います。
人気ブランドの大きめサイズもあるので、クオリティの心配もありません。
また、インポートブランドも扱っており、大きいサイズの参考写真を見るのにも適しているショップサイトと言えるでしょう。
ビッグエムワン
こちらは大きいサイズの専門店。リアル店舗もあるそうです。
カジュアルなアイテムが主といった印象でしょうか。
シーンに合わせたコーディネイト写真と、マネキン買いが出来る特集ページが用意されているのでコーディネイトのイメージが掴みやすいですね。
MID-International
こちらも大きいサイズの専門店。
カタログ通販のお店なので、以下よりカタログ請求が可能です。
(もちろんオンラインショップでの購入も可)
また、こちらもシーン別のコーディネイトページがあるので必見です。
太めファッション専門雑誌
太っている人向けのファッション専門誌というものが存在しているのをご存知でしょうか。
こういったものから最先端の情報を仕入れるというのも時には必要なことになってきます。
Mr.Babe
2015年に創刊されたばかりのポッチャリメンズ向けファッション&ライフスタイルマガジン。
評価は人によって分かれるみたいですが、太っている人に着目したライフスタイルの提案など、今までになかったファッション誌と言えますね。
おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ
女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。
気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。