Photo by Giorgio Montersino
一昔前までは50代って「そこそこ年寄り」という印象がありました。
というのも、本当にちょっと前までは50代で初孫が生まれて「おじいちゃん」なんて呼ばれていたわけですよ。
普通に周りの友人が他界する年齢も50代が境目になっていたと思います。
でも、今は時代が変わりましたね。
50代はまだまだ「バリバリのお父さん」というのが新しい常識です。
晩婚化が進んでいるせいか、50代ではまだおじいちゃんになっていない人も多いですし、そもそも人の見た目年齢って全体的に引き下げられましたよね。
そういった背景があるので、未だに50代を「シニア」として扱っている情報を見ると、「古いなぁ・・・」と思ってしまいます。
ただどうしても「ミドル」または「オヤジ」と称する事ができる人と、「シニア」にカウントしなければならない人の差が分かれてしまうのも50代の宿命でしょう。
どうしても肉体的には「シニアに近づいているミドルエイジ」であることに違いありません。
加齢臭などの「周りにシニア感を彷彿とさせる現象」も起きていますので、特に服装やふるまいでカバーする必要があるのです。
そこで、50代メンズをナイスミドルにするためのファッション情報をまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
50代はおしゃれに無頓着になりがち
50代は本当に、シニアと見られるかどうかの分かれ目と言えるでしょう。
と言っても、シニアである事が悪いわけではありません。
なので「そこまで気にしない」という方も多いのではないでしょうか。
海外においては「若さ」という概念が「未熟」と捉えられることもあり、シニアに見られた方が「貫禄がある」と喜ばれる場合もあります。
もしあなたがそういう文化圏の海外在住者であれば、シニアであることで得られる喜びを享受するというのもありでしょう。
ただし、「カッコいいシニア」と「だらしないシニア」では印象が全然違います。
50代にもなればまわりの同年代の人もおしゃれに無頓着になりがち。
世の中の同年代を見ていると、大しておしゃな人って存在していませんよね。
結婚もして、子供も育ってきて、仕事もそれなりの仕事になって、よく言えば「余裕が出ている」状態。
そんな中でしっかりと「50代ミドルエイジ・オヤジファッションをがこなそう!」ってなれる人は少ないんです。
そう思うと50代は、少しファッションに気をつけるだけでまわりからは一歩抜きん出た状態になれるチャンスだとは思いませんか?
同窓会が増えるのもこの頃からでしょう。
「あいつ、あんなカッコよかったっけ・・・」とはならないまでも、「あいつ、一人だけジジイだな・・・」と思われないようにしたいものです。
まずはおしゃれに興味を持つところから始めましょう。
イタリアンなオヤジファッションが定番
Photo by Franklin Heijnen
50代ファッションのコツは、基本的には「きれいめ」を意識するところから始めます。
ジャケット・シャツスタイルがいいでしょう。
気になる体型も若干抑えられて、全体的に小綺麗にまとまります。
参考にしたいのはジローラモさんですね。
ちょい悪オヤジなんてファッションが流行りましたが、やっぱりかっこいいです。
ただし日本人なので「完全にジローラモさんと同じ」にはなりません。
あくまで「こういうファッションがいいな」と参考にするといいでしょう。
同じく参考にするという意味では、ファッション誌のLEONなんかもミドルエイジにとっては定番と言えますね。
ファッションだけでなくライフスタイルなんかも参考になります。
やっぱりイタリア人男性はおしゃれの象徴と言えるのか、ファッション誌はイタリアをイメージしたものが多い印象です。
もうちょっとシックにまとめるなら、Gainerもおすすめ。
Gainer自体のターゲットは若手ビジネスマンとなっていますが、50代男性にも(なぜか)ちょうどいいです。
50代メンズファッションのやっちゃダメ三箇条
次に、おしゃれなミドルになるために「やってはいけないこと」を3つ挙げますので参考にしてみてください。
- 若い服装をしない
- 店員さん任せで服を買わない
- アイテムだけに頼り過ぎない
一つずつ見ていきましょう。
若い服装をしない
おしゃれにならなければ・・・と思うが故に、安易に若い服装に走ってしまいそうになる人もいると思います。
・・・が、これはNGです。
たとえば50代女性が若さを意識して女子高生のようなファッションをしていたらどうでしょうか?
「若いなぁ・・・カワイイなぁ」とは感じられないことの方が多いのではないかと思います。
実は若い子ほど「何を着ても似合う」ものなんです。
なので若い子ならシニアのような服装をしたとしても、意外とハマって様になるんですよ。
でも年齢を重ねるとなぜか似合わない服というのが出てきてしまうんです。
どうしても年齢に合う服装というのは存在しているということですね。
体型も変わってることですし・・・。
50代男性ならなるべく普段着でも「フォーマルに近いカジュアル」を心掛けるようにしましょう。
ストリート系ファッションなどは上級者にしか似合わないと思った方が無難です。
店員さん任せで服を買わない
洋服を買う時に、ショップで店員さんの勧めるがままに買ってしまっている・・・という方もいると思います。
ショップ店員さんは基本的にあなたよりもおしゃれマスターですので、その提案は素晴らしい場合がほとんどです。
ですが、中にはテキトウなことを言って高額な商品を買わせようとする人も少なからずいますし、あなたほどの年齢を重ねておらず、未熟な発想しかできない人がいるのも事実です。
信頼できる店員さんの提案でない限りは任せっきりにするのは考えものと言えるでしょう。
もしあなたに奥様などのパートナーがいるのであれば、その方たちにコーディネートを任せてみるのがおしゃれへの一番の近道だと思います。
なぜなら彼女たちは実際にあなたと肩を並べて街を歩く予定があるため、あまりにダサい服装は選べないからです。
ファッションに無頓着な人ほど、「これはヴィトンだからかっこいい」とか、「ロレックスをつけているからかっこいい」などと思いがちです。
もちろん50代にもなれば高級腕時計の一つぐらいは身に着けていたい・・・と思う気持ちはわかります。
ふとしたところで見え隠れする「経済力」も大人の証と言えるでしょう。
ただ、そのアイテム一点だけに頼り切っては、おしゃれになんてなれません。
極端な例で言えば、ボロボロの服を着てホームレスのような暮らしをしている人の腕にロレックスが光っていたとして、たとえそれが本物だったとしても、その人のことを「素敵だなぁ」と感じるでしょうか?
魅力があるのは”ロレックスそのもの”であり、その人自身ではありません。
もしも高級腕時計などに投資できるような経済力があるのであれば、ブランドものへの一点豪華主義的な投資ではなく、全体のバランスへ投資してください。
服だけではなく、髪型を整えたり、着方をきっちりするなども影響することです。
どうしてもブランドアイテムって欲しくなちゃうんですけどね。
ブランドの「ブランド料」に投資するよりは、無名でもしっかりした生地やその技術に投資する方が何倍も大人オシャレな感じがします。
50代のためのおすすめブランド
50代はもはや有名どころのブランドものが似合う世代になっています。
たとえばポロとかラコステ、ベネトンなどなど。
あとは下記のような通販を利用するのもありだと思います。
DoCLASSE
シックで落ち着いた大人のファッションアイテムが買えるショップです。
デジタルカタログでコーディネート例なども見られるのでオススメ。
通販サイトはこちら
http://www.doclasse.com/fs/doclasse/c/category_men
Paul Smith
若者向けモード系ブランドといったイメージも強いポール・スミスですが、50代がシックに着こなせるカジュアルジャケットなんかも揃っています。
個人的にはあまりポール・スミスカラーが出すぎないアイテムがオススメ。
通販サイトはこちら
http://www.paulsmith.co.jp/shop/men/
おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ
女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。
気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。