Photo by brandon andersen
原宿系のファッションだったり、奇抜なものをおしゃれだと思う方も多いかもしれませんが、本当におしゃれな人の服装はとてもシンプルです。
料理(とくにスパイス)においてもよく言われる話で、素人ほど「足して、足して」を繰り返してしまうもの。
プロになると「いかに引くか」でその味を決めています。
僕も以前「最高のカレー」を作ろうとルーを何種類も混ぜてみたり、ケチャップやソースを入れたり、スパイス各種を入れてみたりしました。
その結果、「ぼやけた味」のカレーが出来たのを覚えています。
※決して不味くはなかったですが。(笑)
おしゃれな人のファッションをよく見てみると、とくに奇抜な事はやっていないことに気づくと思います。
「なんか普通なんだけど、かっこいい」と。
これが普通で簡単そうに見えて、実は物凄い難しい。
そんなシンプル系ファッションはどうすればいいのでしょうか。
シンプル系ファッションは「間違えないこと」
シンプルに服を着こなす為に大切なことはただひとつ。
「間違えないこと」です。
間違えた着こなしさえ避ける事ができれば、シンプルでおしゃれなファッションが出来るというわけ。
では何を間違えないのか?という事をまとめます。
サイズを間違えない
まずは当然のことながら、サイズを間違えないことが重要です。
大きすぎたり小さすぎたりする服は、それだけでもうシンプルに見えなくなります。
要するに他人が見た時に服だけが際立ってみえてしまうということ。
「あの人、どちらかというと服に着られてるよね」なんて表現をされるのがこれです。
これは服の大きさだけではなく、シャツの丈だったり、パンツの裾だったり、全ての部分において言えることです。
最近は欧米系のファストファッションブランドが日本にもよく入ってきていますが、気をつけなければならないのはこういったブランドの服は欧米人の体型に合わせたサイズになっているということ。
日本人がそのまま着ると妙にシャツの丈が長かったりしてダサくなりがちです。
必ず自分の体型にピッタリの、日本人に向けて作られた服を選ぶようにしましょう。
カラーリングを間違えない
シンプルだからといって、全身一色で統一するなどは避けたほうがいいです。
逆に難しくなります。
なるべくアウターとインナー、トップスとボトムスで対になるようなカラーリングを選びましょう。
たとえばジャケットに濃い目の色の物を選んだら、インナーシャツは淡い色の物にする。
インナーシャツが淡い色だからパンツは濃い色の物(ジャケットと同系統の色合い)にする、といった感じ。
ジャケットを羽織っていてもコントラストがしっかりある為メリハリが出ますし、脱いでも一色にはまとまらないのでいい感じです。
また、慣れないうちはなるべく無地の物を選ぶようにしたいところ。
柄物(ボーダーやチェック、他パターンもの)もおしゃれで魅力がありますが、組み合わせ次第ではうるさく見えてしまいがち。
もし選んだとしてもアウターとボトムスは無地なものにしておいて、インナーシャツだけ柄物にする程度に押さえておきましょう。
おしゃれを間違えない
洋服を選んでいると、その服単品での判断をしてしまいがちです。
でもおしゃれは結局のところトータルコーディネートなので、服単品で決まるという事はありえません。
例えばTシャツひとつとっても、キャラクターが描かれているTシャツだった場合に、これをどんなアウターやボトムスと合わせたらいいのか?を考えて買うようにしたいところです。
カラーリングでも同じ。
自分が好きな色だからと言って、似たような色の服ばかり揃えてしまうとコーディネートに困ります。
あくまで「このシャツに合わせる為にこのパンツ」のような想像をしておく必要があるという事です。
余談ですが、僕が以前某ショップの店員さんに話を聞いたところ、常連のお客さんのクローゼットの中身を完全に把握していました。
そうすることで「このアイテムだったら去年買ったあれに合わせられますよ」といったオススメが出来るんだそうです。すごい。
シンプル系ファッションは安い服でいいのか?
Photo by Mirko Tobias Schäfer
シンプルなファッションのポイントがわかったところで、どこで買えるのか?どんな物を買えばいいのか?について考えてみます。
シンプルなものだから「GUとかユニクロでいいの?」と疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。
これにはいろんな意見があるとは思いますが、個人的にはNGだと思っています。
「シンプルな服はブランド物でもファストファッションでもパッと見わからない」という説もあるのですが、実はこれ、逆なんです。
シンプルであるがゆえに、デザインに目が行かず、そのアイテム自体のクオリティに目が行ってしまうというわけ。
ファストファッションの安さの理由の一つに生地の薄さがあげられますが、生地が薄いということはしっかりしていない事に直結します。
それって結局は見ていてわかるんですよね。「あ、安物着てるな」って。
そう思うと、シンプルファッションを目指すなら少なくともそこそこしっかりした生地の服を選びたいところです。
また、安いアイテムはなぜか個性を出そうとしているものが多いのもネック。
老舗ブランドの高級なものほど、本当にごくごくシンプルに勝負していたりするのですが、どうも安いブランドの商品は変なところにポケットがついていたり、これみよがしにエンブレムをあしらっていたり、ステッチの色でキャラクターを出したり・・・みたいな事をしがち。
ただ、必ずしも高級ブランドである必要はありません。
むしろ高級ブランド品は、そのネームバリューにかけられた金額が高価なだけで、実際の品質には比例しない事が多いです。
※とはいっても、当然ファストファッションとは比べ物にならないクオリティだったりしますが。
簡単に言うなら、「ブランド品じゃないのに高いヤツ」ってのはしっかりしている可能性が高いということです。
おしゃれなモテ服が多い おすすめ通販ショップ
女性ウケのいいおしゃれな服を販売しているネットショップを紹介します。
気になるアイテムを単品買いしていくのも一つの手段ですが、おしゃれに自信のない人はショップの全身コーディネートをそのまま購入すると、まず間違いがありません。
自分が思い描いている理想のファッションがあったらまずは実際に買ってみて、着てみることが、おしゃれの第一歩です。